HP NC523SFPの冷却問題を解決する

Created 2021年6月23日23:40
Updated 2021年6月24日7:54
Categories 自宅サーバー swarm FreeNAS ジャンク

以前の記事で激安10G NICであるHPEのNC523SFPを使って10Gネットワークを構築したものの、なぜかNICが不安定になり運用できない現象に見舞われていました。

調べてみたところこちらのサイトに原因が書いてありました。どうやらNICの温度が100℃を超えると安全装置が働いて停止してしまうようです。

確かにしばらくPCに接続してからヒートシンク部分を触ると火傷しそうなくらい熱くなっていました。まさかそんな欠点があったとは(でも火事になるよりマシですね…

解決策を見つける

同じ問題で苦しんでいる人は多いらしく、検索すると3Dプリンタで冷却ファンのマウンタを作っている人が多いみたいです。

マウンタを個人販売している人はいましたが、2500円くらいはしてしまうためせっかく安価なNICの利点が少しそがれてしまいます。

しばらくは3Dプリンタを買おうかと思っていたのですが、探していたらもっと良い方法が見つかりました。

それがこちらです!

このサイトを参考にしました。というかほぼそのまんまですね…

見てください、この最高のソリューション!

3Dプリンタを買うか数千円を払ってマウンタを買うか迷っていた頃が懐かしいです。

敢えて解説する必要はないかもしれませんが、結束バンドで冷却ファンをヒートシンクに固定することで、圧倒的な冷却性能を得られるという算段です。

冷却ファンはヨドバシのこれを買いました。Amazonで買うか悩んだのですが、送料とか込々でこっちの方が良さそうだったのでヨドバシで買いました。

実際にLinuxサーバーに1日付けて運用してみましたが、見事に止まることなく安定しました。

現在も3台のクラスタ全てにこのNICを導入し、glusterfsやdocker swarmの通信を全て10G化することができました(実は1枚だけライザーカードで接続しているのでフルスピードは出ていないんですが…)。

以前も書きましたが、ルーターが1万7000円で、NICが2500円x3で7500円。ケーブルが6000円程度なので、3万円ちょっとで10Gの導入ができました。

軽くベンチマークしてみましたが、通信部は問題なく10G近く出ていそうです。

趣味色が若干強いですが、せっかくの自宅サーバーやNASに爆速ネットワークを導入してみませんか?

コメントを投稿

コメント