Created 2020年7月7日20:17
Updated 2020年7月8日13:30
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自宅サーバー
きっかけはこの動画で10Gネットワークを組んでいて、漠然といいなーーと思ったことでした。
正直自分がやるとは思ってなかったのですが、FreeNASでNASを作って速度が出したくなってしまい作ることになりました。
10Gについては説明するほどでもないと思いますが、一般的なLANで使われている1Gbit/sの10倍の速度が出る規格や機器を指します。
普通のLANだと120MB/sくらいが限度ですが、10Gだとその10倍なので1GB/s以上の速度でファイル転送ができるはずです(理論値なのでかなり下がるとは思いますが…)
ただ、一般的には普及しておらず家庭用の規格でもないので通信に使う機器が結構お高いです。
冒頭で紹介した動画でも、激安構成でNAS含め10万円とそこそこなお値段でした。
今回はNASは既に構築済みなので、メインPCとNASを10Gで繋ぐために調べたことを書いていきます。
実は、使えるかはともかく既にモノは注文しちゃいました。
色々調べて以下の3点を購入しました。
NICとケーブルは2つずつ買って、ケーブルの送料が1700円だったので、合計で24700円くらいですね。
いずれも海外からの購入なので届くまで結構時間がかかりそうです。
PCとNASに挿すNICです。これに関しては使えるか全く分かりませんw
めちゃくちゃ安くてポートも2つあります。これほんとに使えるんですかね…
後述しますが、HPE製の製品はベンダーロック問題があるため、ケーブルは慎重に選ばなければなりません。
とはいえNASもHPEのものなので相性は悪くないはずです(メインPCは違いますが…)。
冒頭の動画でも紹介していた10Gルーターです。
4ポートでなんと$120で、送料込みでも$140しかしませんでした。
一般的な10Gルーターは安くても3万円くらいからでしか手に入らないので、非常にコスパが良いです。
しかもベンダーロック問題もないため、安く抑えたい人にはとってもありがたい選択肢ですね。
PCとNASとルーターをこれで繋ぎます。
SFP+のDACケーブルはAmazonだと割と高かったのですが、fs.comというサイトで安く手に入りました(これも動画で紹介していました)。
ただ、今回はベンダーロック問題があるためHP製の互換品を買う必要がありました。
10Gルーターは非常に安く手に入りましたが、このルーターはSFP+という規格で接続しなければなりません。
つまり、一般的なLANケーブルが刺さらないのです。
SFPは基本的にはLANケーブルと変わらず挿せば繋がるのですが、素材や信号増幅器の有無でいろいろな種類があります。
今回は一番コストがかからない銅製のDACを選びました(5m以内なら銅製のDACでいけるそうです)。
SFP+のケーブルについてはこちらで詳しく解説されています。
ちょっと翻訳の精度が怪しいですが、よくわからんって感じなら見ておくといいかもしれません。
今回はNICとしてHPの激安NICを買いましたが、「さすがに安過ぎね…?」と思って調べてみました。
すると、SFP+の機器の一部はケーブルのベンダーIDを判別しているものがあり、正規品のケーブルを買わないといけない問題がある事がわかりました。
しかも、HPEの製品ではかなりの確率でその問題が発生するらしく、今回もおそらく例外ではないでしょう。
やっぱり安物には理由があったんですね…失敗しました。。
とはいえ、ルーターにはこの問題はないらしいので、ケーブルさえごまかせればいけそうです。
そこで、まずはNIC(HP NC523SFP)の公式ページで対応ケーブルを確認し、その互換ケーブルをfs.comで探して買いました。
全て激安構成で買ったため使えるかかなり不安は残りますが、とりあえずこれで試してみようと思います。